母と娘
母とお茶してきた。
仕事が休みの日は気まぐれに母にLINEしてお茶やご飯に誘う。
たまに母を呼び出して日々の愚痴を聞くことがメインである。
一時、出戻り娘としてお世話になっただけに、今も近くに住み、付かず離れずの関係を保っている。
よくもまぁそんなに愚痴が出てくるなと感心するほど母はノンストップで喋りまくる。私は半分スルーで「ふんふん、で? あぁ、そうなんだ…へぇー!それはダメよねぇ」と真剣に且つ適当に相槌をうつ。
同じ話がエンドレスになってきたところで少し沈黙になり、とりあえず店を変えてみたりする。
父の愚痴、嫁の愚痴、息子の愚痴…
これ、聞く相手が私じゃなかったら絶対私の愚痴も言ってるだろうなぁと思う。
でも、たまにのこの時間が今私に出来る一番の親孝行。
そう考えると娘っていいよな…自分には息子しかいないため、将来誰に愚痴を聞いてもらうんだろうとふと考えたのだった。