だらだら大好きのブログ

バツイチアラフォー女の独り言

消えない思い出

この前車で移動中に懐かしい場所を通りかかった。元夫と付き合い始めた時に彼が住んでいた街。そしてそれから十数年後、離婚後に付き合っていた元彼も住んでいた街。

 

 

元彼から住んでいる場所を聞いた時は少しドキっとした。心のなかで、昔のあそこはよく知ってるよとつぶやいた。

 

 

元夫のマンションにはよく通った。当時私は若くパワーもあったので時間をみつけては合鍵を使い、買い物をして料理や掃除をした。一年もしないうちに元夫が転勤になりその街へ行くことはなくなった。

 

 

それから十数年後にまた通うことになるなんて。駅まで迎えに来てもらい、初めて元彼のマンションへ2人で歩いている時はやけに一人キョロキョロしてしまった。あの店まだあるのかな、うわぁ、あの頃よりお店増えてるなとか、心の中で叫んでいた。

 

 

元彼のマンションへ何度か通ったがお互い仕事が忙しく、いつしか会う約束をしなくなってしまった。電話やLINEのやり取りは毎日していたけれど、元彼が長めの出張中に突然音信不通になってしまった。

 

 

仕事が大変な時期だということは理解していた。落ち着いたら連絡するねと言った彼の言葉を信じていたのに、落ち着いた時には彼にとって私はもうエネルギーを注ぐに値しない存在になっていた。「また会おうね」と言われた数ヶ月前の言葉だけを頼りに生きていた私は、彼が別れ話を避けるために言ったんだとやっと気付いた。

 

 

元彼との最後のデートからもう一年半が経とうとしている。それなのに今でも一緒にドライブした事や一緒に食べたご飯、部屋で二人ゴロゴロ過ごしたことが鮮明に思い出される。

 

 

ちゃんと終わらせていない恋愛だからか。自分で無理矢理終わったと思い込み、日々忘却していくことを心待ちにして生きていても思い出は消えてくれない。あれは夢だったのかもしれないと思うほど。

 

 

いまだに街で彼に似ている人を見ると目で追ってしまう情けない私である。アーメン…